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生録が上手くできましたので、チャルダッシュ全曲を配布いたします 中川 伸

  録音機はソニーのPCM-D50で、96kHzサンプリングの24ビット録音をしました。それを付属のソフトSonic Stage Mastering StudioのSuper Bit Mapping機能(SBM)を使って44.1kHzの16ビットに変換しました。制約がある中でしたが、なかなか上手く録音できたので、オーディオ好きな方々の参考にと思い、アーティストの了承を得、1曲だけを丸ごとダウンロードできるようにしました。曲はチャルダッシュで浅田真央のフィギュアースケートで一躍有名になりました。録音は2008年11月8日に山形の月岡ホテルで、珍しくもピアノにマリンバが加わった貴重なスタイルです。スタジオ録音は、何回も録音しての良いとこ取りで無難にまとめますが、これは観客がいる生演奏の一発勝負なので、なかなかの気迫と、張り詰めた緊張感があります。この配信フォーマットはCDと同じ44.1kHzの16ビットでWAV形式です。ダウンロードをクリックし、保存をクリックします。
  オーディオマニア用に96kHz24ビットからSBMありとなしの比較が出来るように2つのファイルをアップしましたが、混んでいる時は上手くダウンロードできないかも知れません。私がなぜ44.1kHz16ビットのCDを長い間嫌っていたのかが分かるかと思います。勿論、SBMありの方がオリジナルの96kHz24ビットに近いです。AH-120Kのハーモネーターを追加するともっとオリジナルに近くなり、生音にも近くなります。2つのファイルの違いを聞き分けるには、ぜひとも音楽CDとして焼き、ちゃんとしたオーディオ装置で聴いてほしいです。パソコンはオーディオ機器ではありませんので音質はそれほど期待できないと思います。
SBMのチャルダッシュ
SBMのない単純16ビットのチャルダッシュ

 焼き方の一例ですが、空のCD-Rをセットし、Windows Media Playerを立ち上げ、オーディオCDとCD Rの表示を確認したら、「書き込み」をクリック。データディスクと表示されていたら「書き込み」のオプションでオーディオCDに変更します。「書き込みリスト」にCZARDAS Kioko-Yasuda.wavとCZARDAS nonSBM.wavをドラッグ。2つのファイル名をクリックして時間を表示させ、「書き込みの開始」をクリックすれば焼けます。
 さて、アーティスト紹介の前に、私の友人のH氏(60歳の男性)の話をしなくてはなりません。彼はオーディオ好きで、音楽好きで、また、酒好きでもあります。ある酒の会で、お酒が好きなヴァイオリニストである安田紀生子さんと知り合い、オーディオ愛好者の集まりに引き込むことに成功しました。アーティストとしては珍しく、気さくな性格でオーディオ好きな私たちの好奇心に答えてくれます。特に生録にはとっても協力的ですし、ヴァイオリンを交換したり、弓を変えた場合の音の実験などにも協力的です。
 そんなことから、彩玉オーディオ倶楽部や妙高オーディオクラブや山形オーディオクラブや富山クラフトオーディオクラブのイベントに呼ばれ、生演奏をしては皆の耳掃除をしてくれます。
 彼女はコンサートミストレスをずうとやっています(最近では男女ともコンサートマスター、略してコンマスでもOK)。コンマスはソロ、たとえば「シェヘラザード」や「白鳥の湖」や「死の舞踊」などを担当することもあるので、高い力量のみならず、団員をまとめる力が要求されます。どおりでリハーサルでも教えるのが上手いと思いました。
 また、スェーデンのBISという音質にこだわったレーベルでCD録音もし、再録音の予定もあります。BISは社長の奥さんがフルート奏者で、音楽センスも良いからこそ発展してきているのでしょう。ある評論家がBISは音が良いと書いたので日本ではよく売れたようで、そのためBISは日本びいきでもあるようです。スェーデンには音質にこだわってシンプルな機材で純度の高い録音をするレーベルが他にもProprius(カンタータドミノで有名)やOpus3などがあります。
 安田紀生子さんは日野市の芸術文化関係の委員もしていて、ジュニアの音楽コンクールの審査員もしていらっしゃいます。このサイトではプロフィールが紹介されています。
 さて、楽器で最も高いのは何といってもヴァイオリンです。数億円は珍しくなく、10億を超えるものすらあります。代表的なものはストラディヴァリウスやガルネリウスです。日本ではストラディヴァリウスが有名ですが、ガルネリウスの方が数は少ないので高額です。安田紀生子さんが使用しているゴフリラはガルネリウスに似た1700年製のもので、価格は家が十分に買えるくらいでしょう。チェロではカザルスやデユプレやピルスマが使ったので特に有名です。弓は高級車が買えるようなもの3本を使い分けています。
 今回録音に使った部屋は音楽用のホールではなくじゅうたんが敷かれたデッドなロビーでした。ピアノは小型のグランドピアノでした。私としてはこれでも音量バランスを考慮してマイクの位置は高さ2mでピアノ(4m)やマリンバ(4m)や観客からは遠ざけ、ヴァイオリン(1.5m)の正面にに配置したつもりです。マイクの角度は外向きの90度で、リミッターだけは安全のためオンにしました。録音レベルはほんの一部だけがクリップするというほぼ狙い通りになりました。REC LEVELは4の位置でした。
 ヴァイオリンの音がデジタルぽくなく取れていると思います。これはSBMの効果も大きいと思います。内蔵マイクはだら下がりですが、30k〜40kHzくらいまで収録してくれます。低域もこのクラスのICレコーダーではよく伸びていると思います。付属のSonic Stage Mastering Studioだけでもかなりの価値があると私は思います。
 高価な楽器の生演奏を聴きながら、録音もし、それを再生しながら自分の装置の調整をするのは、オーディオの本道で、かつ最高の趣味かも知れません。安田紀生子さんは旅とお酒が大好きなので、おいしいお酒か珍しいお酒を用意し、相談をすれば録音OKな演奏会をしてくれると思います。オーディオクラブのイベントの花になって面白いのではないでしょうか?彩玉オーディオ倶楽部の副会長である戸張さんが窓口役をやってくれますので、連絡してみてください。連絡先は tobari-s@w9.dion.ne.jp あるいはフィデリックスの info@fidelix.jp でも転送するので構いません。なお、音楽ファイルのサイズは大きいので、いつダウンロードを中止することになるかも知れませんので、友人たちには早めに知らせてダウンロードをお願いいたします。加工や編集や圧縮サウンドにしなければ、再配布もOKです。出来ればこのサイトが出典であることを明記していただければなお幸いです。

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