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PURE FLATというOUTER STABILIZERを作ります。 中川 伸

アナログレコードには歴史的観点から見ても貴重なものが数多くあります。これらをデジタル化するにはベストな状態で行いたいものです。先ずはワウフラッターも反りもないのが理想なので偏心を無くすピュアセンターを以前に作りました。

そして今回、反りを無くすのがこのPURE FLATです。実は1979年頃にKENWOODの前身のTRIOがDS-20 (\28,000)を作り、私も使っていました。これをベースにして多くのプレイヤーで問題なく使えるサイズを検討しました。当然ながら非常に多く出回っているSL-1200シリーズには使えます。

反りを無くせばカートリッジの動作が安定し、本来の能力を発揮しやすくなると同時に、スピーカーの揺れをも抑えることができます。また慣性モーメントが増大するので、フォノモーターの回転性能を向上させることができます。 針の突き出し量が少ないカートリッジ、例えばDECCA、IKEDA9、MC-L1000、SATINなどでも外周スタビライザーに接触しないよう、レコードの縁からの出っ張りは最大でも0.6mmに抑えました。ちなみにDS-20は1oなので、たまに接触音が出ます。

材質は、当社のトーンアーム 0 SideForceで優れた音響特性を示したSU304ステンレス材を使いました。これは非磁性なのでカートリッジに悪影響を及ぼしません。レコードに被せれば、レコード自身がガイドとなってほぼセンターが出る構造にしたので、とても使い易く、そのためセンター出し用のガイドは付属しません。

最新の精密加工技術で作りながらも低価格に挑み、\46,000に抑えることができました。当社のHIGH TRANSMISSIONやCRYSTALと組み合わせれば音の思想は一貫します。パッケージはECO意識から簡素化しています。

試作品が出来上がるのは2018年11月15日で、そこからなるべく多くの条件でテストしてみて、修正が有れば変更し、70枚での発注です。その20日後に出来上がりますが、特殊な品だけあって、売れる数は予測できません。そのため第2ロットに進めるかどうかは不明です。ご予約はinfo@fidelix.jpか042-493-7082(TEL&FAX)か販売店様へよろしくお願い致します。 (2018年11月3日)

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